汉化日记(漢化日記)
2019年7月、全12話
制作会社 艾尔平方(L²STUDIO)オリジナルアニメ
bilibiliレビュー9.8(2020年6月)
あらすじ
21世紀、元来は均衡していた人・神・妖の三界は、人類社会の急速な発展に伴いバランスを失い、神・妖の二界は「救世計画」を発動。神と妖怪を人界に派遣して「救世計画」を探すことになりました。
苏莫婷(蘇莫婷:そばくてい)は「神と妖の間に生まれた普通の人間」で社畜の女性。両親から「独立自強」という理由で家を追い出されてしまった。そして、住む部屋を探しているとき、人間界に流れてきたイケメンの萌神・天機星と謎めいていて穏やかでクールな猫妖怪・地魁星の2人と出会いました。
土地神の指導の下、三人は「救世組」を結成し、面白可笑しい不条理な日常を送ることになったのです。(bilibiliのあらすじより一部追加)
第1話感想
漢化ってそういう意味かよ!の一言に尽きる。生活の上で必要な機械や動物が「おとこ(漢)に化ける」物語を印象付ける導入として完璧な第1話。設定だけ見ると乙女ゲーのようか感じですが違います。
2話の冒頭が1話のオチの回答になっているけれども、残念ながら2話から有料です。
とても見やすく楽しいアニメ
中国の2Dアニメにありがちな視ていてストレスが溜まるダメな部分一切なく、視聴者に伝わるように練られた脚本に適切な演出がされている。
文化的に分からないパロディなどはあるものの、「何かのパロディ」であることは十分に分かるので気にならない。
キャラクターデザインもちゃんとキャラの区別がつくのでいい(キャラの区別がつかない中国アニメは結構多い)
あと、英語の字幕も一緒についているので中国語がいまいちわからない人にもお勧めできる。
欠点は特にない
絵がちょっと崩れてヘロヘロしていてもギャグアニメなので気にならなかった。
総評
bilibili9.8の評価にふさわしいコメディアニメ
中国現代の会社員や若い女性の生活も垣間見えて、興味深いところも多かった
制作は若手中心だったようで、今後の活躍と次回作が楽しみ。2期来ないかな。
主な登場人物
苏莫婷(蘇莫婷)
配音:乔菲菲(喬菲菲)
主人公の社畜。24歳。神と妖の間に生まれたけれども力を打ち消しあったため普通の人間。まわりに振り回されたり、振り回したり、少々暴力的だったり、Gが嫌いだったり、だらけて太ってしまったり、黒歴史をさらされたり、誰しもがどこか共感できる部分がある。愛称は婷哥(婷アニキ)※女性です。
天机星(天機星)
配音:皇贞季(皇貞季)
壊れないスマホ。可愛い系のイケメンなのだが、顔芸担当のためイケメンであることを忘れる。暴力を受ける方。苏莫婷に対してまあまあ優しい。フラグは立ったのか???地魁とは過去に何かがあり仲良し。
地魁星
配音:藤新
ネコです。クールなイケメン。あまり顔は崩れず暴力も滅多に受けない方。人の姿の時はこっそりゲーセンで夜遊びし、猫の姿をしている時は「よーしよしよし」され好きなだけ寝ていたりと猫らしい生活をしている。ωが黒い。
油哥
配音:郝祥海
9話登場。※実際のアニメではモザイクなしで配信しています。
妖界では人から注目されている者程強いため、自分が最強であると自称している。地魁にとって代わろうとするが……人の姿は暑苦しいマッスルタイプ。こいつのためだけに特殊エンディングがある。
同人関連
ほんの少しだけイラストなどを見かけた。微笑ましいものが多い印象。