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中国で再生数ぶっちぎりNo.1アニメ~斗罗大陆(闘羅大陸)

斗罗大陆(闘羅大陸)

2018年1月、現在100話を超えて更新継続中
制作会社 玄机科技、小説原作(原作者:唐家三少)
テンセントレビュー8.7

私が見たのは総集編。アニメ本編の27話くらいまでらしい。総集編なのでカットされているシーンもあるよう。アニメは会員限定である。

v.qq.com

あらすじ

唐門の外弟子の唐三は、外弟子には許されない門外不出の絶学を盗んだとされ、崖から飛び降り死をもって潔白を証明するしかなかった。しかし、何故か死なず、同じ名前の別の人間として別の世界で一から人生をやり直すこととなった。
武魂に属する世界――闘羅大陸。ここには魔法がなく、闘気がなく、武術がないけれど、不思議な「武魂」が存在している。
この世界では6歳になると、武魂殿で武魂を目覚めさせる。武魂には「動物」「植物」「器物」が存在し、人々にとって武魂は日常生活を助けるものなのだ。
武魂の中には修練によって戦うことに用いることができるものがあり、「魂師」は闘羅大陸で最も栄光ある職業。
幼い唐三は聖魂村で、魂師の修業を始めた。いつか、この闘羅大陸で唐門が栄えることを夢見て――

冒頭部分感想

いきなりのアクションシーンが素晴らしくかっこいい!前世の主人公の強さとかっこよさが存分に表現されていて、格の違いを見せてくれる。
設定の説明も分かりやすく、原作を知らなくても十分ついていける。

さすが中国で再生数No.1のアニメなだけはある

全く原作を知らなくても楽しめる。
制作会社が中国で一番パワーがあるといわれるだけはある。
ゲームのような設定に見合ったエフェクトはとてもかっこいい。
ほぼ毎週更新しているので、しばしば棒立ちしているなど少々手抜きしている部分も見受けられるけれども、見せ場のアクションシーンは手を抜かずにここぞという部分はちゃんと見せてくれる。
ぶっちぎりの再生数も頷ける。2019年の再生数は80.5億で、2位の22.9億の約3.5倍である。(2位の武庚紀も制作会社は同じ玄机科技)*1

2018年1月のアニメなので作りが荒い部分も

中国の3Dアニメはかなりの速さで質が上昇中であるため、今(2020年)見ると作りがやや荒く感じる。
そして、表情は硬い。しかし、演出によりある程度カバーしているため慣れてくるとあまり気にならなくなる。

総評

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原作・コミカライズ両方の人気も高く、アニメ化でも成功するという大変稀な作品。
百度百科で見た沢山の設定と世界観にひるんでいたけれど、主人公とともに学べるので問題なかった。
前述の通り表情は硬いので、中国の3Dアニメに慣れていないと不気味に感じるかも。大きな画面で見ると酔う人もいそう。

実写化予定である。撮影は終わっているよう。オスカーとかフランドル(フランダース)とかそういう名前のキャラクターがいるにもかかわらず、あのビジュアルは始まる前からやばさを感じる。アニメがうまくいっている分比較されてネットで荒れそう。

主な登場人物

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唐三

配音:翟巍
前世は唐門の外弟子。物語は転生して6歳になった時から始まる。前世の記憶が残ったままである原因は不明。武魂は藍銀草と昊天錘。藍銀草は最弱の使えない武魂と言われていて、昊天錘は最強の武魂とされている。この百年で3人目の双生武魂の持ち主となったものの、武魂が二つあることと昊天錘については父と師以外には隠している。
控え目で穏やかで落ち着いた性格*2。容姿はごく普通の好感の持てる雰囲気という設定だけど、アニメでは明らかにイケメンである。
ヒロインの事が大好きなのはとても好感が持てる。しかし、好きすぎて少々心配になってくる。実際ヒロインの身に災いがあった際、普段の冷静さを失いひどく取り乱していた。

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前世の唐三

配音:沈磊
唐門*3の外弟子。あらすじ参考。性格は転生後と変わらない感じがする。
全裸になって崖から飛び降りる絵面のインパクトが強い。イケメンじゃなかったら犯罪になるところだった。

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小舞

配音:陶典
ヒロイン。天真爛漫で元気な女の子。ちょっと喧嘩っ早い。武魂は柔骨兎(うさぎ)。
主人公があまりにもヒロインのことが大好きなので、見ているこっちもヒロインのことが好きになってしまった気分になる。実際可愛い。
作中なんか変だなと思ったところは、ヒロインの秘密についての伏線である。

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戴沐白

配音:赵路(趙路)
史莱克学院の七怪の一人。仲間内では一番の年長者。武魂は邪眸白虎。
お前どっかの王子だろうと思ったらやっぱり王子だった。仲間内ではリーダー的立ち位置だけれども、登場当初女の子囲んで遊んでいたのは黒歴史

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奥斯卡(オスカー)

配音:赵乾景(趙乾景)
史莱克学院の七怪の一人。仲間内では年齢順で二番目。武魂は香肠(ソーセージ)。愛称はソーセージ売り、ソーセージおじさん。
孤児。養父は学院長のフランドル。明るいムード―メーカー。武魂を使用する際の呪文のようなものが卑猥すぎてアニメコミカライズ共に変更になっている。

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马红俊(馬紅俊)

配音:苏至豪(蘇至豪)
史莱克学院の七怪の一人。仲間内では年齢順で四番目。武魂は邪火鳳凰
恰幅がいい。邪気により変異した武魂の影響で自分の力の制御が上手くできず、ついでに妙に女好きになってしまった。
コミカライズでは大きく改変されているようで、見た目も痩せている。

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宁荣荣(寧[甯]栄栄)

配音:李蝉妃
史莱克学院の七怪の一人。仲間内では年齢順で六番目。武魂は七宝琉璃塔。
登場当初はわがままで自分勝手なお嬢様だったけれども、次第に仲間と打ち解け助け合うようになっていった。

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朱竹清

配音:黄莺(黄鶯)
史莱克学院の七怪の一人。仲間内では年齢順で七番目。武魂は幽冥灵猫(幽冥霊猫)
寡黙で冷淡に見えるけれど、友情に篤いタイプ。実は結構いいところのお嬢様。登場当初10代前半(11歳?)らしいが、絶対そう見えない。
ちなみに、唐三は年齢順で三番目、小舞は五番目ということになっている。

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大师(大師)

配音:贾邱(賈邱)
唐三の闘羅大陸での師。信用できる人物であるけれど、色々秘密があるらしく当初は本名を名乗らなかった。私の見たところまではまだ名を明かしていない。

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弗兰德(フランドル[フランダース])

配音:孟祥龙(孟祥龍)
史莱克学院の学院長。オスカーの養父。武魂は四眼猫鹰(フクロウ)
大師とは知り合いらしい。

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唐昊

配音:吴磊(呉磊)
唐三の闘羅大陸での父親。武魂は昊天錘。史上最年少で斗罗(闘羅)の称号を得た人物であったけれども、妻を失い身を隠すため村で隠居同然の生活をしていた。
息子と息子の妻となる予定の女性ために、二人の人生の障害になるものをこっそり全部ぶっ潰すパパとなる。

同人について

主人公の性格や恋愛要素強めの内容のためか結構女性人気があるようで、同人イラストや小説を結構見かける。イラストはファンイラストやパロディ的なもの、文章になると女性向けの物も多い。
あとシリーズの最後(?)のコミカライズの絵がすごく可愛いくてキラキラしている。知らなかったら少女向けだと思う。

 

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  • 発売日: 2015/06/08
  • メディア: 食品&飲料
 

*1:ちなみにビリビリ独占のアニメは1位でも1億再生程度。アニメの出来の良し悪しとは関係なく、ビリビリは動画配信サイトとして弱いためである。

*2:中国の人物紹介では腹黒と書いてあることもある。日本の腹黒が語源であったけれどニュアンスが違う。思慮深い老獪といった意味でも使われている。

*3:唐門は毒使い暗器使いがお約束だよ!