原作ファンが納得する実写とは原作に対するリスペクトが感じられることである
リスペクトと言っても様々な考えや方向性があるだろうが、やはり原作ファンにとって重要なのは人物の性格や思想などの内面を変えない事である。
どうしても予算、技術、規制などで実写にできない部分があるのは常である。
それでも、登場人物の内面がそのままであれば大概の原作ファンは納得するものだ。
ではこの作品はどうだったのだろうか
↑テンプレ
父親のコレジャナイ感が続きを見るのを妨げるレベル。
※実写版1話2話、コミカライズを少々。アニメの1期と4期を見ました。
原作者の作品の特徴として、子を可愛がる優しい父親をとても上手く描くというのが挙げられるのだが、実写版はよくいる厳しい父親になっていた。
アニメ1期は確かに失敗しレビューも散々であったけれど父親は息子をとても可愛がっていた、アニメ1期と比べると実写の方が0.1レビューが低いのだ。これは父親の分だ。
アニメ4期は父親がアニオリで大活躍し一族の長としての責任感と人格者として皆から慕われる場面が印象的で、主人公も父親を大変慕っているのが分かり親子の深い絆を見ることができた点はとても良かった。*1
実写版1話2話はアニメ4期を見る前に見たのだけれど、このレビューを書くために再度実写の1話を見て父親の改変に対して耐えられなくなっていた。
中国での実写版のレビューで父親の改変に対して厳しい意見が多かったのが今ならわかる。これは絶対ダメな改変だ。*2
明らかにこの作品の美点をあのように改変するのだから他の人物もロクなことになっていないと考えられ、レビューを見ると実際にそうであったことがうかがえる。ただ、実写版の主人公の評判は悪くない。主人公は主人公としての普通を集めたら偏差値80くらいになった感じの男なのであまり変えようがないからだと思う。たぶん。
あと、セットや衣装が金かけているのに微妙に安っぽい感じがするのどうにかならなかったんですかね……。
しかし、これはまだ見られる方だったことをこの後思い知ることになる
アマゾンのレビュー良くてびっくりだよ!原作知らないとこうなるのか